土地選びが鍵をにぎる注文住宅

注文住宅は自由なプランで新築できるメリットにばかり目がいってしまいますが、大切なことは土地の良さにあります。土地の形状が不正形な場合には、設計できるプランに制限が出てくるため、土地の形状を考慮して選ぶことが大切です。整形な土地ほど設計プランに自由度が増すため、希望通りの注文住宅を実現できると共に経済性を求めることも可能です。間口が極端に狭い場合や三角形の土地の場合、土地を有効利用することが難しくなるため、設計プランに制限が出てくるばかりではなく、こだわりのプランを求めれば割高な新築費用が必要になってきます。

土地の条件が悪いと不利な面も出てきますが、その分だけ斬新でオリジナリティ溢れる設計プランを実現できます。注文住宅の中でもデザイナーズハウスと呼ばれる場合がありますが、他とは違うプランを求めるには土地の条件が厳しいことも良い条件に変わってくるといえます。土地の形状の他に立地条件や利便性の高さも重要なポイントになりますので、土地を求める地域にもこだわりを持つことが大切です。子供を持つ家庭では子育てしやすい地域性が必要ですし、交通機関が発達していない地域では自家用車が必要になります。

それぞれの家庭により環境が異なりますので、設計プランにこだわりを持つと同時に立地条件にもこだわることが良い家造りには欠かせないポイントになってきます。古くからある町並みと新興住宅地では環境が大きく異なりますが、必ずしも新興住宅地が良いわけではないため、家庭環境に適した土地を選ぶことが注文住宅には必要になってきます。